尼子 広志

写真:Tamara Sophie Gries

夫 (テノール)

2019年ロンドン公演(イギリス初演)

1992年、三重県 津市出身。8歳の時に母親の故郷である北ウェールズに拠点を移す。ケンブリッジ大学のトリニティカレッジ卒業後、奨学金を得て英国王立音楽院 声楽科 修士課程在学。ライランド・デイヴィス、イアン・レディンガムの各氏に師事。音楽院卒業後、現在、2018/19年からハンブルク州立歌劇場のオペラスタジオで活動。

ブリテン「アルバート・ヘリング」、ジョナサン・ダブ「フライト」のビル役、ヴェルディ「リゴレット」のボルサ役、フランチェスカ・レロイ「THE鍵KEY」、ヨハネス・ハーナイトの「IchundIch」などの現代オペラなど多くのソロ活動の傍ら、世界最高峰のホールの一つであるウィグモア・ホール 120周年記念シリーズ、在英国日本国大使館のグリーンパーク・ユースコンサートシリーズ、英国王立音楽院のソングサイクルも精力的に活動している。2020年、権威ある「第57回フランシスコ・ヴィニャス国際コンクール」のファイナリスト、2017年、「ロンドン・バッハ協会 バッハ声楽家コンクール」のファイナリストとして活躍し、以降、オラトリオのソリストや、バッハの受難曲やカンタータ、ロ短調ミサ、モーツァルトレクイエムなど多くのソリストを務め、活躍の場を拡げる。その他に、イギリスとドイツを中心に、ヨーロッパ各国で精力的に活動をしている。

コメント

私にとって日本語でオペラを歌う初めての経験でした。イギリスと日本を拠点とする音楽家の方々とバイリンガルな作品を披露できたことを、日本人ハーフとして誇りに思います。このような興味深い作品を知れたことはとても面白く、現場で作品を作り上げていき、仕上がっていく様子を見ることができて素晴らしかった。